ふりにじ。

フリーランス2児の母が、編集ライターをしながら考えたり試したりするブログ

ダメなことはダメだけど、親には萎縮しないでほしい。(タロー3歳5カ月)

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タローはパンが好き。親も朝がパン食だから、ごはんを食べさせようにも限界があろうと、朝はパンなのだが、今朝は昨日買うのを忘れてしまった。仕方なく、のパンケーキ。

いちごは乗っけただけです。卵と小麦粉と豆乳、きび砂糖とベーキングパウダー少しのパンケーキは素朴な甘さで、わたしは好きです。急いで食べながら、昨晩のタローにわたしがマジ泣きした件をしみじみ思い返していた。

遅れてきたタローのイヤイヤ期。

よく、魔の2歳児というが、タローの2歳のときは聞くほど苦労したことがなかった。イヤイヤというか、自己主張はするようになったけど、理不尽なことでへそを曲げたりゴネたり泣きわめいたり、ということはあんまりなかった。

ジローが生まれることも、複雑な時期だからちょっと心配だなと思っていたが、意地悪したり嫉妬したりという赤ちゃん返り的なことは一切なく。とってもとってもかわいがっている。

でも3歳も折り返しのここへ来て、そうだなあこの1−2カ月かな、本当にわたしのいうことはなんでもかんでもやだ!というくらい主張が多くなった。それが目的というより、ゴネることが目的みたいな。

まあ、降ろすと怪獣化するジローをわたしがつねに抱っこしてるし、ジロー自体にはイライラの矛先が向かっていないがたぶんフラストレーションもあるのだろう。それがワガママという形で出てきているのかもしれないと思うので、絶対に許可できないこと(たとえば外から帰ってきて「手を洗うのやだ!」とか)以外はなるべくきいてやっている。というか、ゴネられるほうが面倒で、両目をつぶっていうとおりにしている。

「ぜんぶぜーんぶやだ!!」の真意。

ときには理不尽すぎてこっちがキレることもある。「納豆はタローが混ぜる!ごはんにかけるのはママやって!スプーンじゃやだ、お箸でやって!」とか。もう、いちゃもん甚だしいよ。

思えばおとといくらいも、どうでもいいことでゴネてわたしがそれを聞かなかったら叩いてきて、わたしにも夫にも叱られたタロー。昨晩は夫不在で、「炊き込みごはんやだ!」とまたゴネてまたわたしを叩き、「ママやだ!ぜんぶぜーんぶやだ!!」といってさらに蹴ってきた。ダメというのに2発目も。

食べ物に文句をいうのは見過ごせないし、暴力は当然ダメなので、これはがっつりお灸を据えないといけないと思ったけど、目には目を的に怒鳴っても、たぶん伝わらない。同時に「ぜんぶぜーんぶやだ!!」というのはよっぽどで、たぶん炊き込みごはんのことだけではないから、その気持ち自体は受け止めてやりたい。ただ、わたしの感情的にもこの1−2カ月分のイライラが募ってて、爆発寸前。

それで、がんばって冷静になりw、叩いたり蹴ったりしてはいけない、ママは悲しい。ママのことがきらいなのか、ということを静かに伝えたら、恣意的にではないけど涙が出てきてマジ泣きしてしまった。わたしが。

謝らせるのは簡単、理解させるのは難しい。

謝って!とか、なんていうの?!と怒ってごめんなさいといわせるのは簡単だ。でも、それはその場しのぎだし、イヤイヤといってもいいけど暴力にうったえるのはダメだとわかってほしかった。

わたしが泣いたらタローはびっくりしたようで、本当にわるかったと思ったのか、ママきらいじゃない、蹴ってごめんなさいと自分から謝ってきた。

わたしも涙が出たら、なんだか気持ちがすっと落ち着いた。0歳を抱っこ紐に入れ、あとから気づいたが外から帰ってストールもしたままで3歳児にマジ泣きする39歳っていうのも、もう笑えるっていうか。

自分から謝ったのでそこでもう水に流して、タローのごはんを出してからジローをお風呂に入れるため台所にいたら、タローが「お願いがある、こっちにきて」とわたしを呼ぶ。

なにかと思ったら改めて「蹴ってごめんなさい」という。わかったよ、もういいよといって台所に戻るとまた呼ばれ「ママいつも、ごはんつくってくれて、ありがとう」というのでいじらしい。なんか、泣いてごめん。

最終的に「服がかわいい」と機嫌をとるタローw

基本的にタローはいい子で、手を洗わない!といってもまあ説明すれば最後には洗うし、アホ男子丸出しだけどお友達やジローや小さい子にやさしい。保育園の先生にも、最近の様子を伝えると、園ではいい子だしがんばってるからその反動もあるのかも、といわれたりする。

だから毎日毎日叱ってしまう一方で、親にはワガママをいえる環境にしてやりたいという思いもある。わたしが長子でめちゃくちゃひねくれて育ってることもあり……。わたしも夫も長子なので、ときどき同じく最初の子のタローにきびしくしすぎてるかな、という気がする。

3度目に呼ばれたときは「ママ、そのお花のお洋服、かわいい」というww  なにか、さらに機嫌を取らなくてはと思わせたのかも。涙もどーだろ良し悪しか、と噴き出しつつ反省したのだった。

食べさせて!とダイニングから声がする。わたしも、食べさせるかはともかく、ジローのお風呂なんかでなかなかごはんの時間にそばについててやれないのはいけないなと思ってる。要タイムマネジメント

さー、また叩いたり蹴ったりしないか、この日のことを覚えてるかは、またしばらく後の話……。