ふりにじ。

フリーランス2児の母が、編集ライターをしながら考えたり試したりするブログ

過去ブログ:iPadが好きなの。(タロー1歳6カ月)

んー。あんまり積極的に見せているわけではないのだが、iPadで写真や動画を撮ったりしていてそれを我々が見るのを知っているので、すごく見たがる。

とくに好きなのは、お友達と一緒に撮った動画。「○○」「○○」と、その子の名前を言っては、その動画が見たいと主張する。先日とうとう、再生ボタン(▷)の仕組みを覚えてしまった。まあ、そりゃ時間の問題である。

そのほかに我が家ではiPadでテレビを見ていて、朝、私が支度をする30分だけEテレおかあさんといっしょなどを見せている。あとは、おれねことかかなぁ。だからiPadを指して「わんわん」「にゃーにゃー」=犬ねこを見たい!ともときどき言う。でもまあそういうときは積極的にネット動画を探すわけでもなく、ほかのことで気をそらすのだが。

海外在住の親戚が遊びにきていて、ちょうど同じ歳の子がいるので、iPad問題iPhone問題がちょっと話題になった。たまたま住んだ土地に日本人が多かったそうだが、日本語教室などで会ったママたちとレストランなどに行くと、皆がiPhoneアンパンマンなどの動画を見せているので「あんまりなぁ」と思っていたという。

でもこっちでマンスリーアパートメントみたいなのを借りて、外食の機会が多くなると、もうそんなこと言ってられないと。そーだよねー。と激しく同意。というのもつい先週、前にたまに行ってた近所のピザ屋から「子連れ歓迎!」とチラシが入っていたので行ったところ、「あー1歳半つれて外食ムリムリ、テイクアウト万歳」と痛感したのである。鮮魚ですよ、ぴちぴち鮮魚。

たぶん、iPhoneで動画を見せれば、うちの子もおとなしくしていたと思う。そして我々もおいしいねとか言い合いながら二人で一緒にピザを食べられたと思う。でも普段、iPhoneで動画を見せるとかをしていないので、そのときそんな策が思いつかず、絵本も持ってきてなくて(ダメじゃん!)、結局交代で手遊びをしたりおうたを歌ったり、テラス席貸し切り状態だったんでちょっと抱っこしてうろうろしたりして、バトンをわたすかのごとくピザをかわりばんこに急いで食べ、店をあとにしたのだった。

我々はかなり頻繁にケータイを触っている。仕事のメールもチェックするし、SNSも見ない日はないし、レシピもネットで見るし。なのでこれらの機器に興味を持つなと子どもにいうのは無理である。だいたい、iPadを子どもに向けて写真や動画を撮ってるんだし。

こういう社会に生きている以上、排除は無理であるし、実際私もそんなに悪影響ばかりとは思ってない。テレビ番組も含めてね、ああいうスクリーンで見る動画について。でも、やっぱり絵本に比べれば情報量が子どもが処理するには多く、声色を変えて絵本を読んでやったり、うたを歌いながら手のフリをつけたりしたときの、わくわく感いっぱいの表情や真似する動作のようなものは、なかなかスクリーンを見せているだけでは出てこない。好きなおうた&ダンスがかかったときとか、ときどきはあるけど、8割方、食い入るように画面を見つめている。同じ時間をそんな感じで過ごすなら、こっちに余裕がある限り、絵本や手遊びで遊んでやろうかしらん、と。

もう少し大きくなったら、アニメ作品や映画なんかも楽しめるだろう。そういうストーリーから受ける刺激や、わき起こる感情というのもきっと成長には大事なんだろうが、今はとりあえずiPhone見せるくらいなら子連れ外食は諦めるか、というところ。んー、電車でどうしても騒いで困ったときくらいかなぁ。

ただね、毎日毎日お友達と一緒にケタケタ笑い転げている動画を見たがるので、それはなんか毎日要望に応えてやってもいい気がしている。ほっとくとずっと▷を押して見続けそうで、それはそれで困るのだが。楽しかったんだよね、そうだよね、また会いたいね、と思いながら何度も▷を押す子を眺めている(5分くらい)。

これ、写真だとどうなんだろうと思って、プリントしようと思ってるんだが。その子と一緒に撮った写真をプリントしてアルバムにしてやったら、それを見ればある程度満足するんだろうか。やっぱり動くのがいいのかな。まぁ、そりゃそうか。

それにしても、親と撮った動画にはあまり興味を示さない。お友達と笑い転げているのがダントツ一位なのである。