ふりにじ。

フリーランス2児の母が、編集ライターをしながら考えたり試したりするブログ

ホテルニューオータニの一時預かりを使ってみた。(ジロー0歳5カ月)

(ジローが保育園に入る前、一時保育でしのいでいたときの話)

こないだどうしても託児の都合がつかなくて、最終手段でホテルニューオータニのベビールームを利用。たくさん遊んでもらって大変キゲンよく過ごしたようで、お迎えいったらベビーコットでぐーぐー寝てた……家でもベッドで寝てくれよ(白目)。

www.newotani.co.jp

事前に会員になっておくと1000円引き。

予約時に授乳室の有無を聞いたところ、ホテル本体に聞いてくれといわれて問い合わせたら、当日フロントに申し出てくれと。で、フロントに寄ったら、授乳室として普通にホテルの一室をかしてくれた! さすがー!

広いお庭を臨む部屋をゆうゆう使えて、ああたった30分ではなくこのままここに泊まりたい……と思ったのでした。フロントにカギを返してベビールームへ行くと、客室フロアのちょっと奥まったところに本当にひっそりと、客室よりも質素なドアに小さく看板が。こちらの顔が見えるインターホンを完備。

わたしの予約時間は平日のちょうどお昼の2時間で、ほかの子はおらず、やさしそうな保育士さんが一人で出迎えてくれた。室内は思ったよりかなりコンパクトだったけど、受付スペースとの仕切りにベビーゲートがあって、保育スペースにはおもちゃやベビーラック。ほっとする配色。

ちなみにニューオータニレディースっていうのに入っておくと1000円引きになるので入っておくとよいよ。(ちなみに男性向けのクラブは役職者限定でした白目)

www1.newotani.co.jp

申し送りメモが敬語! セレブデビューのジローw

無事仕事を終え、でもまあランチするほどの余裕はなく、小走りでお迎えに。あ、赤坂見附方面のタワー棟から行くとけっこう遠いですよ;。

託児中の申し送りメモには「抱っこをすると壁の動物の絵を熱心にご覧になり……」と。ご覧になり! さすがw! はあ、奇しくも当日はダイニングでイチゴのスイーツ満載のビュッフェが催されていましたが、生暖かい目で見ながら8kgを抱えて帰途についたのでした。

その日もファミサポさんはたぶん使えただろうけど、1月に頼んだときはどうも自宅の環境で「ママじゃない!」というのが気に入らなかったのか、2時間泣いたと言われ……使うのをひるんだ。あとたしかベビールームは帝国ホテルにもあったよね。高いけどほぼ空いてるので緊急の選択肢に。

都内ホテルほか、いざというときに。

都内ホテル、ちょいちょいある。品川プリンスのはタロー0歳のとき使ったな、ココは映画見るママたちにぜひみたいな意図で割と往来の多い場所にあり、普通の保育園みたいな感じだった。

託児サービスのあるホテル一覧【東京】@託児所ナビ

あと渋谷の無印良品のなかにもあって、ピジョンが運営している。金土日月だけ、お買い物時にどうぞという。1時間1000円は安いと思う。使ったことないけど、隣接する遊び場にはよく行ったな。渋谷は授乳室も多くないので便利でした。

www.muji.net

ホテルの預かりは高確率で1対1になるのが安心。

それまで選択肢になかったので知らなかったのだが、調べると、普通の民間保育園でも一時預かりサービスをやっているところはちょいちょいある。レギュラーで通っている子もいつつ、一時の子も受け入れている、という。大抵ホテルよりはちょっとは安い。

それで、なぜ最初からホテルの一時預かりしか思いつかなかったんだろう、上記を知った上でもやはり、高くてもホテルを使うかなと思うのはなぜかと考えてみた。ホテルの一時預かりの大きな利点は、基本的に子どもと保育士さんがほぼ1対1になることだと思う。

とくにわたしのように、平日昼間に2時間だけ仕事のために利用するといった場合、予約がかぶる確率はかなり少ないんじゃないだろうか。仮に入っていても、0歳だとたしか1人の保育士さんに対して2人までだし、ほかの子がいないから気をとられることもなく、レギュラーの子がいる保育園よりもリスクが低いのではないか。

ただし不安もある。運営会社はチェックしよう。

でも、ホテルだから安心というわけでもない。ベビーシッティングのサービスを提供しているのはホテル自体ではなく、提携の運営会社なので、もちろんホテルのネームバリューなりの信頼を担保していると思うけど、チェックは欠かせないと思う(ちなみにニューオータニは、宝珠ベビーケアサービスという会社の運営)。

このニューオータニに預けたあとに、ひやっとしたことがあった。ある朝イチの仕事のとき、再度どうしても一時預かりを使う必要があったのだが、仕事の現場からニューオータニやほかのホテルは遠かった。

それでたまたま前述の「一時預かりをしている民間保育園」という選択肢に行き着いて、近場で調べたら同じ運営会社の園が2つあったので、問い合わせた。が、両方ともいっぱい。これは……現場に行きたかったが取材は音声で対応するか、と思ったら、実家の予定が変わって預かってくれることになったので、しのげたのだった。

あとから知ったこと。その運営会社の別の園で、重大な事故が起きていた。その会社は都内や関西の有数のホテルや商業施設内にたくさん保育園やベビールームを持っていて、それをわたしも見て「この会社なら大丈夫かな」と判断したので、文字どおりからだが冷たくなる思いがした。

預けることと、仕事の重要性と。

ベビーシッターやこうした一時預かりを使うのに、否定的な人もいる。ホテルだろうがなんだろうが、信じられないという人もいると思う。

その線引きは人それぞれの価値観だから難しくって、なんなら「0歳や1歳で保育園に預けるなんて、信じられない! ぜったい3歳までは手元で育てるべき!」という、いわゆる3歳神話の信望者も、たぶんわたしが思うより多くいそうな気がする。

ただ、そこはやはり、できるだけ信頼性を吟味することと同時に、預けてまで対応すべき仕事なのだと心を強く持つしかない。そうじゃないと、本当、ぐらつくよね。一時預かりに限らず、働くママはみんなそんな気持ちを毎日、のどもとまでひたひたとたたえながら通勤電車に揺られてる。

(わたしは通勤してませんけど、心は同じですよ)。んー、でもそういう考えも自分を追いつめるかなぁ。わたしは実家が近くて親も元気なので本当に助かってるけど、実家に頼れない人も、気軽に子どもを預けて息抜きできるような場がもっとあったらいいのにね。